青空研究室

三ツ野陽介ブログ

教育

中二病でも哲学がしたい!

最近、二冊の哲学入門書をAmazonで注文した。 『ソフィーの世界』と、池田晶子さんの『14歳からの哲学』。 新装版 ソフィーの世界 上 ―哲学者からの不思議な手紙 作者: ヨースタイン・ゴルデル 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2012/07/31 メディア: Kindl…

韓国の大学の素晴らしい授業〜映画『建築学概論』

文化の優劣 世界の国々には様々な文化があり、そこには個性の違いがあるだけで、「進んでいる」や「遅れている」といった区別があるわけではなく、優劣によって比べることはできない。すべての文化は対等である。 と、いうような文化相対主義の考え方は、あ…

ワイ大学非常勤講師、初回の授業を終えた結果

学生たちのリアクションの薄さに、やや戸惑い気味の模様。 ああ、韓国の大学にいたときには、随分と学生達にチヤホヤしてもらってたんだなあ、と思いましたね。今さらながらカムサハムニダですよ。 もっとも、韓国の大学では20人以下の少人数クラスで日本語…

良い小論文、悪い小論文(2)

昨日の記事(良い小論文、悪い小論文(1))では、小論文対策の受験参考書には、なかなか良いことが書いてあるよと紹介したうえで、『樋口裕一の小論文トレーニング』という本の中から宿題を出したのですが、まずはその答え合わせから行きましょうか。 樋口…

良い小論文、悪い小論文(1)

韓国では作文も教えたけど 四月からある大学で非常勤講師をやるのだが、それだけでは収入低すぎるだろということで、知り合いが起業して軌道に乗せている予備校で、お世話になることになりそうである。 それで、どの科目を担当したいかという話になって、最…

誰もが何者でもないが何にでもなれる時代

もっとブログの更新頻度を増やしたい……と何度か言っているのだが、全然そうならない。これからは、近況報告や、思いつきのようなメモも、気軽にちょくちょく書いていこうと思う……ということも前に書いたことがある気がするのだが。 四月から千葉県にある体育…

哲学は世の中に必要か、哲学は社会の役に立つか

大学で勉強したことは、社会に出てから役に立たない、という意見がある。 確かに、例えば大学で西洋史を専門的に勉強しても、西洋史学者を目指さないならば、そこで勉強したことは、将来の飯のタネにはならないだろう。 まあ、文学部に属しているような学科…

ワークショップとファシリテーター〜韓国で日本語会話教師をつとめて

韓国での二年間の日本語教師生活を終えて 今月から毎週末、青山学院大学のワークショップデザイナー育成プログラムという、社会人向けプログラムに、授業料を払って通っている。 僕は、2011年の秋から韓国の大学で二年間、日本語会話の先生の仕事をして帰っ…