青空研究室

三ツ野陽介ブログ

男女論

ありのままでモテない勇気と『嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え』(岸見 一郎、古賀 史健著)

アドラー心理学では、他者から承認を求めることを否定します。(……)他者の期待など、満たす必要はないのです。(……)他者からの承認を求め、他者からの評価ばかりを気にしていると、最終的には他者の人生を生きることになります。(……)すなわち、「自由と…

「こじらせ」と「俺萌え」〜本田透『喪男の哲学史』

私は思います。日夜想像します。人の視線や、世間の常識や、善悪の基準すら関係のない自由な世界で、どんなものにもとらわれず、好きな装いをし、気持ち良く深い呼吸をしている自分を。(『女の子よ銃を取れ』pp.6-7) 昨日のエントリーで紹介した雨宮まみさ…

「美しくなる」とは「自由になる」こと?〜雨宮まみ『女の子よ銃を取れ』

雨宮まみさんという物書きがいて、自伝的エッセイ集『女子をこじらせて』が、たいそう面白かったので、その次に出た『ずっと独身でいるつもり?』も読み、いちばん最近出た『女の子よ銃を取れ』という本も読んだのだが。 僕もやはり、独身三〇代女子の心中に…

ぜんぶ男子校のせいだ!〜ヤマダ『ぜんぶ女子校のせいだ!』

ぜんぶ男子校のせいだ!|「男子校に6年間いたから、ちょっとゆがんじゃったかなと……女の子は空想の世界にしか存在しなかった」|「セーラー服おじさん」という“社会実験”から見えたものとは (1/4) - ITmedia ニュース - http://t.co/NccAUDyhzA — 三ツ野陽…

生き方の問題について議論することは可能だろうか

世の中には「生き方の問題」というものがあり、それについては議論することが難しい。 例えば、「女性は自立して生きるべきだ」という意見と、「女性は家庭に入って子供を産み育てるべきだ」という意見が対立しているとする。 この問題に当事者性を持たない…

優しい男の男尊女卑〜STAP細胞・小保方さん騒動を考える

STAP細胞の小保方さんについて、岡田斗司夫さんがこんなことを言っていた。少し長いけどコピペします。 小保方さんについてアレコレ言ってる人の「言いぐさ」はみっともないと思います。 専門家であれ、マスコミの偉い人であれ、同じです。 フィギュアスケー…