青空研究室

三ツ野陽介ブログ

コツコツ当てる安打製造機〜1ヶ月間、毎日ブログを更新しての振り返り

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 怒濤の毎日連続更新を始めたのが、先月の15日だったので一ヶ月は経過したことになる。

 その間、つねに自問していたのは「こんなことやってて意味あるのかな」ということで。

 十分に意味を感じることができたから一ヶ月続けられたというよりも、まだまだ意味が感じられないので、ここで辞めたらもったいない、それが感じられるまでは続けてみよう、というのが今の心境である。

ブログ更新する外的な動機

 僕がブログを毎日更新する動機には、大きく分けて、外的なものと内的なものがある。

 外的な動機というのは、ここにたくさん文章を書くことで、読者からの反響があったり、新しい出会いがあったり、何かの仕事につながったり、などなどの面白そうなことが起きるという期待である。

 で、そういう外からの風は、まだあんまり吹いてこない、というのが正直なところ。あっても微風である。

内的な動機、自分の成長のために

 もう一方の内的な動機というのは、毎日ブログを書くことで、僕が書くものの質が上がったり、量的な生産力が上がったり、前よりも賢いことを考えるようになったり、脳内デトックスが捗ったり、などなどの目的である。

 つまり、外部からの評価ではなく、自分自身の成長という面でどうだったのかということを振り返ってみると、色々と感じるところはあった。

 例えば、今日のこのエントリー自体もそうだが、「あれ?自分って、結構つまんないこと書くなあ。もっと面白い文章書くんじゃなかったのか?」という発見がありまして。しかも、その残念さを「まあ、いっか」と軽く受け流せる自分を新たに発見したりもする。これはある意味では成長と言えるんじゃないかと。

 大振りの長距離バッター(ただし「当たれば飛ぶ」を見た者はいない)から、安打製造機(ただし打率は低い)への、プレースタイルの転向を行っている最中というところでしょうか。やはり長打というものはヒットの延長で考えるべきだと思うんですよね。そして何より大切なのは、毎試合、打席に立つということで。いちいち凡打を気にしていられない。

 僕は恥ずかしながら、締め切りギリギリにならないと動けないといったタイプの人間なのだが、毎日更新というルールは、締め切りが毎日やってくるようなもので、やはり日付の変わり目に慌ててブログを書いていることが多い。しかし、そうは言っても、これは毎日コツコツやる習慣が身についたんだと解釈して、一つの自信にしても良いんじゃないかとも思う。

アウトプットの質について

 たくさん書く、息を吐くように書けるようになる、という量的な側面に関しては上々なのだが、文章の質ということに関して言うと、まだまだ改善の余地がある。

 ある日のエントリーでは「インプットは重要じゃない、アウトプット量がすべてだ」という趣旨のことを書いたけれど(僕がイケダハヤトさんを尊敬してる件)、やっぱり、良いアウトプットのためには、良いインプットが必要なわけで。インプットに関しては、量を上げるというよりも、質を上げるという意識を持つと良いんじゃないかと思う。

 特に僕の場合、他のブログの書き手と比べて、普通の人が手を出す気にならないような難解な本も読み進めることができる(そしてそれを分かりやすく伝えることもできると思う)ということが一つの強みになるはずなので、普段から摂取する知的栄養について、もう少し気を遣わないといけない。与沢翼さんの本をKindleでめくりながら「あれ?この人って意外とまともなところもあるんじゃないの?」とか感心してる場合じゃないわけですよ。

 つまり、アウトプットに関しては量にフォーカスし、インプットに関しては質にフォーカスする。そうすることで、良いモノをたくさん書く、三割三〇本打てる打者になるという目的が達せられるのではあるまいか。

 毎日、質の高いことを書くためには、毎日、質の高いことを考えていなければならないわけで、ブログを毎日書くということが、そういった生活全体の変革に繋がったら良いなという期待とともに、一ヶ月更新してみました。